[キュービックフィルム] ニュージーランドのロケ テレビ 撮影 コマーシャル等映像制作プロダクション

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タネ マフタ

2世紀半ほど前から西欧人による植民地開拓が始まった。当時の北島、特に北部には原生林が広がり、多種の動物や植物が共存していた。もちろん植民者達が来る前から先住民族のマオリ族も住んでいた。
1000年ほど前から先住していたマオリ族は、原生林に生い茂るKAURI(カウリ)の木々がカヌーを作るのに適している事を発見した。彼らはさらに彫刻、集会場、住居などにも利用し、カウリの木からタレ落ちる樹液(琥珀)までも利用したのだ。カウリガム(カウリ樹液)は火をおこす為に使われ、プハという植物の樹液と混ぜてチューインガムのようなものまで発明していた。

カウリをくり抜いて作ったカヌー
植民地時代の学校もカウリ
もちろん学習机までもだ
こんなリビングルームもカウリ
家具にはカウリガムのニスが
いまでも光沢がある古い家具

先住民族のみならず、植民者もそろってカウリの木々を伐採していったのである。それは牧場開墾と時を同じくしていた。伐採したカウリは建築、家具資材として多くは海外にも持ち出された。樹液は西欧家具のニスの原料や、装飾品にも利用出来る為に、湿地帯や野山でも古い塊が掘り起こされていく。木々を失った丘陵は牧場と化していく。1900年代にはゴールドラッシュならず、カウリガムラッシュがあった。当時の写真は1917年代。

これらがカウリガム(カウリの木の樹液)だ。何千年たっても美しい光を放つ
ひたすら土を掘り起こす
木から直接採ったりもした
これは大きな塊だ
カウリは伐採され運ばれていく
当時は大きな産業でもあった
レールまでもが牽かれた

そんな乱開発に歯止めがかかったのは1952年。9千ヘクタールの北島北部ワイポーア森林地区が完全保護区に指定されたのだ。120万ヘクタールもあったといわれるカウリの森は現在推定で8万ヘクタールほどしかない。カウリは成長が遅い為、一度伐採されれば中々原生復活はままならない。ニュージーランド最大のカウリの木がワイポーア自然林保護区にある。その巨木で最大であるカウリの名前は「森の神/ゴッド・オブ・ザ・フォレスト」先住民族のマオリ語でTane Mahutaタネマフタだ。高さ52メートル、胴回り14メートル、樹齢1500年という。当時はこんな木々が生い茂っていたのだろう。

これが森の神「タネマフタ」だ

今ではカウリの木々は森林保護区以外でも完全に保護されている。個人所有の土地に生えていても伐採は出来ない。彼等はやっと安住の時を見つけたのだろう。 カウリの苗を植えて、森林復活させたい方は locations@cubicfilm.co.nz まで連絡を。

牧場をもう一度うつくしい森林に蘇らせたい

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